4月28日(日)
銀座にて10回目のお見合い。
お相手に見送られながら地下鉄へ退避し、ぼんやり適当な電車に乗り、
なんとなく赤坂界隈で降り、季節外れに暑い中、六本木方面に向かって歩きながら、めそめそ泣いていた。
お見合いの返事、どうしよう。
いい人そうだったけど、この気持ち悪さはなんだろう。
私はなんでこんなに悲しいんだろう???
この気持ち悪さ、これまでも度々感じていた。
お見合いアプリにずらっと並ぶ男性の笑顔を眺めていると、うう…となんだか気が重くなったり。
せっかく仮交際になったお相手のLINE、言動、顔かたちにも感じたことがあった。(それで早々に仮交際終了した。)
一応弁明すると、私は「男の人が苦手」というほどウブでもない。もう立派なミドサーだし、なんなら好色スケベ女を自負しているくらいだ。普段男だ女だということで戸惑ったり狼狽えたりすることもない。
でもそしたらなぜ?
・ お見合いの段階では気持ち悪くない
・この相手とはナシ!解散!と思った時も気持ち悪くない
・逆にこの人とはぜひ仮交際進みたい!と思った時も気持ち悪くない
・気になる男性と遊びに行く時は気持ち悪くない
・職場の人は気持ち悪くない
・お見合いの次に会うことを「デート」と呼ぶのが気持ち悪い
まとめると、お相手を一人の男性として見られないのに、異性どうしとして相対しなければいけない状況、がめちゃくちゃ気持ち悪いんだろうなあ。
逃げ込んだ地下鉄のトイレで、鏡に映った自分がいやに女の恰好をしていて、
思わず自分が自分に「この売女が」と呟いて、すごくびっくりした(私の中身は結構口が悪い)。
とはいえ、
相談所婚活はかなりスピード勝負。
仲人さんは、出だしは友だち感覚でも良いのでは?と言ってくれるけど、そもそも友人が少ないし、仲良くなるまで時間がかかるタイプだから、その感覚もよくわからない…
そもそも仮交際成立しちゃったら「「デート」」とやらに行かなければいけないやん?日程調整とかお店選びとかで連絡取り合わなあかんやん??1時間どころか2時間、いやそれ以上時間必要やん???
どうしよー、嫌やーーー
とぼとぼと六本木まで辿り着いたところでお腹が空いて、マックでチーズバーガーを食べて、化粧を直して思いきり鼻をかんで、ヒルズのZARAのアッパーな雰囲気に少し救われて、電車乗って帰ってまた泣いて。
逃げ出したいけど、結婚するにはこの気持ち悪さを克服しないと…34歳には時間がないんや…と思って「仮交際希望」の返事を出しました。
そもそも克服できるものなのか自信もないんだけど…
でもめっちゃ気が重いです。もう全部無かったことにしたい!
そうこうしているうちに、仮交際成立の通知が届いてしまった。
くらくらしてきた。また泣きそう。どうしよ、私の婚活。